• 弾く、聴く、創る、弦楽館

製作工房に関するFAQ(良く聞かれるご質問)

Q1:バイオリン1台製作するのにどのくらいの時間が掛かりますか?

A1:概ね1台作成するのに、約250~350時間かかると言われておりますが、個人差が大きくあります。弊工房では10時~17時間まで何時間作業をされても構いませんが、工作作業はずっと集中力が続きません。 従って、1日7時間の内4~5時間を正味の作業時間として「週1日で約1年(=52週間)」とお話をしています。 当工房では、キットを組み上げるのではなく、300年前と同じやり方で木を削り、鉋や鑿(のみ)で木工作業をして創ります。モノ創りを愉しんで頂き、「世界で唯一つの響き」を狙いにしています。

Q2:料金は時間制ですか?

Q2:東京・大阪等都市部では、概ね4~5千円/3時間など3時間単位で料金設定されている工房が見られますが、弊工房では、10時~17時の間で何時間作業されても4,000円/日(税込み)です。 3時間ではあっという間に時間が来ますし、作業途中でやめることもあります。 日に寄っては集中力がある日、無い日がありますので1日設定にさせていただきました。 参加されている皆様は、終日(1日)工房内でお弁当を召しあがって作業をされています。

Q3:料金の割引制度はありますか?

A3:1日4,000円ですが、4回分(=1か月分)を先払いしていただきますと1,000円割引をさせていただいており、15,000円/4回分(=1月分)としています。 週1回で月4回作業をして頂ければ15,000円(税込み)ですから、チョットした習い事、お稽古事、各種教室などに通っている感覚でお通いいただけると幸いです。他の習い事と異なる点は、10時~17時の終日です。 充実した一日をお過ごしいただけます。

Q4:製作材料は工房から買わなければ行けないのでしょうか?

A4:バイオリンでは楓(かえで:裏板、側板、ネック)、スプルース(松の一種:表板)で、約2~4万円程度掛かります。これらの材料は主にヨーロッパ産ですが、ネットで誰でも手に入れることができますので、各自で購入されて持ち込み可能です。 弊工房からご購入される場合は現物を確認して購入して頂くことが可能です。

Q5:バイオリン1台を仕上げるにはどれくらいの金額が掛かりますか?

A5:材料費で約2~4万円位、工房で作業して頂く時間(15,000円/月×12ヶ月=180,000円)で合計約20万円の費用とお時間(7時間/日×4回/月×12ヶ月=約350時間)で白木バイオリン(=ニスを塗る前)が完成します。白木バイオリン完成以降は、ニス(約8,000円程度)代金とアセンブルパーツ(指板、ペグ、駒、テールピース、サドル、顎当て)と弦が必要です。アセンブルパーツと弦はそれこそ仕様によりピンキリですが、最低でも1万円程度は必要です。 従って25万相当のバイオリンを購入されればと同じ費用でバイオリンが入手できますが、何よりご自身で作成された「世界で唯一つの響き」を創る喜びの対価としては十分価値があると思います。

Q6:何か工具が必要でしょうか?

A6:工具はすべてお貸しますので、体一つでお越しください。 (エプロン、手袋をお持ちいただけると良いと思います) 簡単な個人別BOXを用意しておりますので、製作途中のものやエプロンなどは工房でお預かりしています。

Q7:女性又は力がない方でも可能できるでしょうか?

A7:現在ご婦人方は10名エントリーされて通って来られています。 ご婦人方でも少し力が必要な作業(鉋(かんな)掛け)もコツコツと愉しんで作業をして頂きており、時にはお手伝いをしています。シニア層のご婦人方の皆さんも熱心に製作されています。

Q8:チェロの製作はできますか?

A8:現在3名の方がチェロ製作に取り掛かっておられます。 バイオリンのみならず、チェロやビオラも製作も可能です。

Q9:製作モデルは選べますか?

A9:バイオリンではストラディバリウスのメシアをベースにしておりますが、ご要望のモデルで製作可能です。現在アマティのモデルも作成しております。

(更新:2023年7月 )