• 弾く、聴く、創る、弦楽館

専門家の方に毛替えのご指導をして頂く機会に恵まれ自分で毛替え準備をしてみました。工房あった古いバイオリン弓を分解したところ驚愕の中身でしたのでお知らせします。

先ずフロッグ部分を分解する為にバイスにセット。フェルールを外します。

スライドを外そうとしましたがスライド極薄のスライドがべニア板の様な板に張り付けられていて接着剤で硬く着いていたためにやむなく破壊しました。

楔は樹脂の塊でしかも楔が毛の外側に抑え込んでありました。

チップ側の楔も同じく樹脂の塊で楔穴はポット穴の様に丸く掘った穴でした。

左上から時計周りに、フルール、フロッグ、フロッグのウエッジ、スライド(半分)、白い樹脂がチップ側の楔、グレーの樹脂がフロッグの楔でした。ついてに毛の本数を数えてみたら224本でした。

こういう弓があるとは聞いていましたが、実際に目にして驚いてます。