子供の頃に弾いていたバイオリンの修理を試みておられる方が工房に来られています。
守山市のWさんより「50年前に弾いていたバイオリン(指板が外れ、駒もなく、裏板が少しひび割れている)の修復を自らやりたい」とのお申込みを頂き工房で作業をされています。
裏板は栂(つが)との談で綺麗な虎杢が見えます。表側の指板は外れてペグもありません。
アルコールで膠を外されて中を見た状態ですが、ラベルは無く裏板はパッチ、表板には紙(和紙?)で補強されています。バスバーは少し内よりですが、裏板、表板に「古市」と読めるサインが記されています。
サイン部の拡大写真
大切な思い出のあるバイオリンを自ら修復されており、補修完了後はキット「想い出の音色」が奏でられると思います。